県内野球情報
2025年03月31日

【調査結果】学童野球指導者向けアンケート

ボールシティとやまプロジェクトでは、野球文化の発展や振興を図るうえで重要な学童野球をより発展させることを目的に、2025年の2月から3月にかけて学童野球指導者を対象にアンケート調査を実施しました。

本アンケートでは、学童野球が少しでも持続可能なものになるよう、成功事例や課題、指導に必要な情報等の発信を目的に実施し、本ページにその結果を公開します。

●調査概要

調査名:学童野球指導者向けアンケート
調査方法:配布したウェブ回答フォームでの調査
調査期間:2025年2月下旬~同年3月28日
対象者:北陸3県の学童野球指導者
回答数:45

●設問について

学童野球の現状や成功事例、課題感の把握のほか、選手指導における重点領域、周囲の環境へ期待されることについて。
アンケート内容は下記

 ※石川県・福井県は活動領域の箇所のみ異なる。

Q.現在指導されているチームは主にどの地域で活動していますか?

Q.現在指導されているチームの人数は何名程度ですか?

Q.週あたりの練習・試合の頻度はどの程度ですか?

Q.チームとして、選手を増やすために行っている取り組みを教えてください(複数可)

Q. 取組の中で、有効だったものを教えてください(複数可)

Q.チーム運営上で、現在困っていることは何ですか?(複数回答可)

Q.選手指導で重要視していることは何ですか?(最も重要視、2番目に重要視、3番目に重要視を選択)

Q.うまくいった選手指導の実例があれば記載願います(自由回答)

・小学生の頃から自分で考えて行動し得られた結果が経験値や野球の楽しさに変わり、中学野球や高校野球のステージに移っても努力する楽しさを存分に発揮し甲子園で 活躍してくれました。

・野球の技術と礼儀は間違いなく向上している

・大きな声で挨拶ができるようになった。

・ほぼ、全員が中学生になっても続けている。

・結果に拘らず練習で取り組んできたことが出来たら褒めている。

・信じて使い続ける

・根気よく指導した事

・活動外での選手との距離間を縮める交流

・考えさせて行動させる

・1番大事なのは、礼儀、マナーここは、徹底しています。

Q.本実行委員会では、今後野球に関する講演やイベントの開催を検討しています。どういったものであれば、指導者側として参加したいですか?(複数回答可)

※「Q.上の設問に関連し、具体的に話を聞きたい人がいれば記載ください」の項は、個人名が含まれるため割愛

Q.子ども向けの催事も検討しています。どういったものであれば、指導者側として有益ですか?(複数回答可)

※その他…体の使い方に関すること。

Q.具体的に開催してほしい子ども向けの催事があれば記載ください(自由回答)

・現役、引退直後の一流選手の練習を見学。

・特になし。催事は時間の無駄。無ければいい。

・低学年、未就学児を対象とした野球体験会

・現役プロ選手による野球教室

・保育園を訪問した定期的な野球教室

・園児にたいするイベント

・スポーツの多様化に加えて子供も少なくなっている中、地域の小学校や学童野球チームと連携して野球の魅力を伝えるイベントを開催してほしい。

・未経験者向けのイベント 保育所などでのイベント

・プロ野球の招待試合や、高校野球の招待などやって欲しい。

・高校野球甲子園の試合観戦ツアー

Q.指導するうえで、子どもたちが「こうなってほしい」という思いがあれば記載ください(自由回答)

・チャレンジができる人

・野球が好きで好きでたまらない状態

・小さくても、目標を持ち取り組む姿勢を大切に。

・野球を好きになりずっと続けてほしい。

・生涯スポーツとして続けてほしい

・礼儀正しく 仲間を大切にする 感謝を持つ

・野球を長く続けて欲しい、高校野球で活躍して欲しい

・率先してあいさつする人間になって欲しい。

・継続して野球を続けてほしい

・「ありがとう」を言える思いやりのある人間に

・生涯スポーツとして続けて欲しい

・礼儀マナーの徹底を一番に

・結果だけではなく、自ら考え行動し、その結果どうなったか。それまでの過程で思うことはあるか、次はどうしたいか…など、より深く考え行動できるようになってほしい。

・とにかく野球を好きになって欲しい

・何事にも向上心を持つこと

・教養を養い、人として周りから尊敬される人

・成人後も地域に戻ってきてほしい

・野球を通じて人間的に成長してほしい。

・何事にも努力を惜しまない人

・大人になるまで野球を好きでいてほしい

・高校大学まで楽しく野球を続けて、仲間を沢山作ってほしい。

・礼儀、マナー上に通じる人間になって欲しいです。

・夢に向かってチャレンジを続けて欲しい

・純粋に野球を楽しんで、中学、高校と上のカテゴリーに行っても野球に限らず、スポーツを好きになってほしいと思います。

・野球というスポーツを通じ沢山の事を学び、将来社会に出た時に尊敬される立派な大人になってほしいと思っています。

・まずは、野球を楽しんでほしい。

・団体行動・チームワークを学び、社会に出てもその学びを活かして欲しい

・楽しく野球をやれるようになってほしい。

Q. 「野球を取り巻く環境が、こうなってほしい」という思いがあれば記載ください(自由回答)

・古い環境の廃止。スパイクはチームで統一しなきゃいけないとか、グローブの色であったりバッティング手袋の色であったり色々な規制の緩和。

・学区にとらわれない、学年別の育成スタイル。

・指摘者という名の指導者がいなくなれば良いと思う。

・元気で楽しく礼儀正しくの見本となってほしい

・野球がもっと身近になってほしい

・誰もが笑顔になれ、楽しむ雰囲気が醸成されている環境になって欲しい。

・県や市からもっと補助が欲しい

・園児や小学生が子どもだけで公園で野球をする環境

・地域で循環していける組織(団体)になって欲しい

・女子野球選手の将来性がある環境

・野球は親が大変という印象が強い(実際に他のスポーツに比べて審判やスコア、アナウンス等多くの人員が必要)ので、負担を少なくする環境整備が必要

・子供たちの野球の道具を安価にしてほしい。

・別スポーツとの兼用ができ、すべてのスポーツができる環境

・気軽に野球に触れ合える環境になってほしい。グラウンドが増えたり、授業で行ったり。

・みんな、平等の練習場所が欲しいです。

・中学部活動の体制整備(地域移行等)を急いで欲しい

・自分自身野球というスポーツを経験しもっともっと盛んになってほしいと思います。

・チーム運営上で弊害無く、いつでもどこでも野球も出来る環境があると良い

・地域、学校開放委員の理解

・野球が出来る施設を増やしてほしい

●調査結果に関して

・チームの構成人数は16~20人が最も多く、また練習・試合の頻度は週4回が最も多い。

・一方で、2/3のチームが「メンバーが少ない」ことを困っていることに挙げている。

・各チーム、学校や保育所へのチラシ配布やSNS等での発信を中心に選手の拡充を目指している。

・未就学児向けの体験イベントを実施したチームのうち、8割が有効だったと感じている

・チーム運営の上で、指導者や練習場の確保など地域や環境に起因する懸念もある一方、児童の保護者との関係も一定課題に感じているようだ。

・選手指導で最も重要視されている要素は、「野球そのものの楽しさ」。次点で「礼儀・マナー」、「野球技術の向上」が続く。

・試合に勝つことを3番目に重要視するチームが多く、勝つことよりも「野球の楽しさ」「礼儀・マナー」を重視する傾向にある。

・指導者が聴講するとした場合、体の動かし方などに最も大きな数が集まった。

・子ども向けの催事には、経験者向けのプロ野球選手等を招いた野球教室に最も多くの関心が集まった。また自由回答も含めて、未就学児向けの催事に多くの期待が寄せられた。

・指導者側は、学童野球を通じて、「野球の楽しみ」を知ってほしいという思いを持つほか、礼儀やマナー、周囲との協調、向上心など心の発達につながってほしい思いがあるとみられる。

・指導者側は、地域での施設利用の面で環境が改善されることに多くの思いが寄せられた。

以上

これらアンケート結果を参考に、ボールシティとやまプロジェクト実行委員会では、さらに野球が普及するようさまざまな事業を展開していきます。

【お問い合わせ】
ボールシティとやまプロジェクト実行委員会 事務局
 北日本新聞社メディアビジネス局
  電話076(445)3320(平日10:00~17:00)

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