県内野球情報
2026年04月17日

【シリーズ 女子野球最前線】富山大学女子軟式野球部

ボールシティとやまプロジェクトでは、マイナビオールスターゲーム2026のPRに加えて、女子野球の発展なども含めて事業を展開しています。シリーズ「女子野球最前線」では、富山県内ですすむ女子の野球に関する特集をご紹介していきます。
第3回の今回は、全国でも珍しい女子軟式野球部を持つ国公立大学、富山大学。今回は、チームをまとめるキャプテンの中川美月さんに、チームの魅力や、女子野球への思いについてお話を伺いました。


キャプテンの中川美月さん


富山大学女子軟式野球部は、現在、2年生が3人、3年生が5人、4年生が1人の計9人で活動しています。主な大会は、8月に行われる全日本女子軟式野球学生選手権大会への参加を目指しています。

また、年によっては、県外チームからお誘いをいただき、年に2、3回ほど遠征をして練習試合をさせてもらっています。昨年は10月に三重県で開催された「マリノカップ」という大会にも参加しました。この大会は、野球を通じて人々との交流を深め、野球を広めることを目的としており、人数が足りないチーム同士で合同チームを組んだり、男性が参加したりと、普段なかなか野球ができない人たちにも環境を提供してくれる、とても温かい大会です。


私は富山県出身で、小学校では別のスポーツをしていました。高学年になってから、ソフトボールのクラブチームに顔を出すようになり、中学校から本格的にソフトボールを始めました。父や祖母もソフトボールをしていたので、自然と私もソフトボールの道に進みました。高校でもソフトボール部に所属し、ずっとボールを追う日々を過ごしていましたね。

富山大学への進学を決めたのは、大学の雰囲気に惹かれたのはもちろんですが、女子野球部があることも決め手の一つでした。大学で野球ができる環境は全国的にも珍しく、特に国公立大学ではほとんどないんですよ。富山大学に女子野球部があることを知って、すぐに体験に行ってみようと思いました。


練習は週に2回行っています。試合はなかなか多くはできませんが、中学女子の野球チームや、高校の男子軟式野球部と練習試合をさせていただくこともあります。例えば、富山ガールズさんや、長野フェアリーズさんなどのチームと交流していますね。高校の男子軟式野球部では、新川みどり野高校さんとよく練習試合をさせてもらっています。

大学生になるとアルバイトや学業との両立も出てくるので、テスト期間などは学業を優先してもらっています。来られる時に練習に参加してもらうという形で、みんなで無理なく続けています。


実は、チームのメンバーのほとんどが大学から野球を始めています。ソフトボール含めて、私のような経験者は少数派で、2、3年生では3人だけです。残りのメンバーは大学から野球を始めたんですよ。

「元々野球を見るのが好きだったから」「部活の体験に来て雰囲気が明るくて楽しかったから」「新しいスポーツに挑戦してみたかったから」など、野球を始めたきっかけは様々です。野球道具を一から揃えるのは大変なことですが、グローブなどは最初の数ヶ月貸し出しもしています。

未経験者の子が多いからこそ、経験者と未経験者が同じ練習をすることで、より楽しい雰囲気で野球ができていると感じています。経験者だけではできない、新しい発見や楽しさがそこにはあるんです。だから、もし「野球をやってみたい」という未経験の女の子がいたら、ぜひ私たちと一緒に野球を始めてほしいですね。大歓迎です!


今、女子が野球をする環境は、まだ十分に広がっているとは言えません。私自身も昔から野球に興味はありましたが、野球をする場所があまりなく、ソフトボールをしていました。

だからこそ、もし少しでも野球に興味を持ってくれた女の子がいたら、すぐにでも挑戦できる環境があればいいなと思っています。そうすることで、野球を始める女の子がもっと増えていくのではないでしょうか。


チームとしては、試合ができるだけの人数が集まることが一番の願いです。もちろん、試合では勝敗がつきますが、それ以上に、みんなで楽しく野球ができる環境がもっともっと広がってほしいと強く思っています。

野球をやったことがない女の子が「野球をやってみたい」と思うきっかけは、様々だと思います。きっと、野球が元々好きだった子もいるでしょう。私たちにできることとしては、練習風景や試合の様子を積極的に発信して、私たち「富山大学女子軟式野球部」が、明るく楽しい雰囲気で野球に取り組んでいることを伝えていきたいです。そうすることで、野球に興味を持ってくれる子や、「私もやってみたい!」と思ってくれる女の子が一人でも増えてくれることを願っています。

ボールシティとやまプロジェクトでは、7月29日に富山市民球場で開催の
マイナビオールスターゲーム2026を応援しています。

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